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January 2009

January 30, 2009

「木村民世 友禅染絵展」 を観る。

2009年1月11日(日)  午前11時・ギャラリーHIPPO(渋谷区神宮前)
(案内より)
・江戸の小袖・振袖を染め絵や4分の1の寸法に本仕立てした飾り着物として再現してみました。・・・

(木村民世さんのプロフィール)
1946年生
1968年   東京・岡川紫延師 手描き友禅を師事
1978年   第1回日本染織展入選
1992年   第32回伝統工芸新作展入選
2006年   第19回シルク博物館全国染織作品展入選
ーーー
・飾着物19点と本物の友禅染め着物1点を展示している。

・「雲御簾橘文様振袖」 江戸時代 
・「波頭網文様小袖」    ”
・「誰が袖 辻が花」    ”
・「竹に岩と牡丹唐草文様」 江戸中期
を観る。
(全て染めモノなのだ。色とりどりだが深くて滲み出ているものがある。
袖を通される人の事をふと思う。富裕層の衣服だが、資格のある人にしか着ても似合わないのだ。)
ーーー
(木村女史・・・のお話・・・それとなく聞く)
・あの頃、1968年頃ー40年前になる。アメリカのベトナム侵略戦争の最中ーベトナム人留学生と知り合う。最初は、アジア・アフリカ連帯委員会での集会でだった。
"F・レトさん”という方だった。東京教育大学で学んでおられた。本国へ帰られたが、ご健在なら、現在60歳代半ばだろうか。
・「戦争と平和」「民族」「愛国」「独立」「祖国への貢献」-熱い口調で話しておられた。
(やることがある!少しうらやましかった。)
・自分の国でやること、それを、少しずつ見つけていった。


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January 26, 2009

「しんぶん 赤旗」 の ‟重量打線”

2009年1月吉日
・「赤旗」の面白さは、登場人物にもある。
実に多士済々だ。この方々は、一般紙にも出てこられるが、赤旗で発言すると、何かが(一つ)付け加わるようにボクには、思われる。知識と共に行動を!実践を!と必ず言っている。
そこが、赤旗の魅力でもあり、(ボクのような)怠け者には、今年も、重たい。

(日刊紙)
*1月3日(土) 1面
09新春インタビュー
品川正治さん (経済同友会終身幹事)

"新しい芽が意味持つ年に”
・、、私がいま、大きく評価していることは、共産党が志位さんを先頭に全力投球で雇用問題に取り組んでおられることです。大企業に乗り込んでね。
・、、08年に始まったいろんな芽は、09年にかなり大きな意味を持つんじゃないですか。
大企業の経営者の中でも、議論になっていると思うんですよ。利益を株主配当に回すのと、人件費に回すのとどちらが企業として安定するのか。
"「人間の目で見た経済」へ”
・お金と人間と土地を投機の対象にしてはいけません。特にお金と人間はね。その基本的なモラルが崩れています。いまの資本主義の一番の問題でしょうね。
"日米同盟は何・考える好機に”
"『蟹工船』ブームだけでは終わらない”
"志位対談1年思いはさらに”
・共産党さんは、「ルールなき資本主義」から「ルールある経済社会」とおっしゃいます。
私は、その次の段階のことも考えるんです。私は「人間の目で見た経済」へ近づくため、つきつめて考えていくと、資本主義というシステムそのものにぶつかるんです。
・、、ソ連型ではない「新しい社会主義」を考えざるを得ないと言ったのもそんな思いがあったからです。
(先生は、1924年生まれ・・・。戦前も体験されておられのだ。)

*1月4日(日) 6面 本と話題
池澤夏樹 さん (作家)
・世界文学の風景  世界文学全集24巻を編集
"国境を越え平和つむぐ文学”
・困ったとき人は本に戻る
・そこには人間の顔がある
「世界は恐慌です。経済的には破滅です。だから本を読みましょう。人は困った時、つらいとき、迷ったときに本に戻るものです。お金は手の中で消えていくけれど、本の中の知恵は消えません。金融資本は人間の顔を持たないが、文学には人間の顔がある。もう一度そこに戻って、静かに座って本を読みましょう」
これがそのまま、新年を迎えての僕(池澤)のメッセージです。 
(1945年帯広市生まれ・フランス在住)

*1月5日(月)
月曜インタビュー
俵 万智 さん (歌人)
(母と子つつむ至福の時を詠む・一つの命抱き世界の命感じて)

何度でも呼ばれておりぬ
雨の午後「かーかん」「はあい」
「かーかん」「はあい」

バンザイの姿勢で眠りいる吾子よ
そうだバンザイ
生まれてバンザイ

永遠に子は陸つづき
あかねさす半島として
おまえを抱く

たんぽぽの綿毛を吹いて
見せてやるいつかおまえも
飛んでゆくから

「かーかん、はあい 子どもと本と私」(朝日新聞出版)

*1月6日(火) 1面
09新春インタビュー
やく みつる さん(漫画家)

"共産党出番 今年こそ「変」”
・「漫画家は、平穏無事な世の中より、乱世のほうがネタに困らなくて仕事しやすい」と思われるかもしれないですが、いまの「派遣切り」とかね、漫画にならないですよ。ネタにできる域を超えています。全くひどい。
・共産党は、結党以来、弱者の声を代弁する使命を持った党なんだと思いますが、それがいよいよ必要になってきた。だれの目にも明らかです。ここで出番でなかったら、いつ出番なんだったいうぐらいの出番ですよ。
・投票に行って、「動かせ」です。山どころの話じゃない、列島そのものを動かさなきゃいけませんからね。
(ウーム・・・)

*1月7日(水)
09新春インタビュー
加藤 三郎さん (「環境文明21」共同代表)
〇1939年東京都生まれ。90年に環境庁地球環境部長(初代)。地球温暖化防止行動計画の策定等を経て93年退官。「21世紀の環境と文明を考える会」(後にNPO法人「環境文明21」に改称)主宰、現共同代表。

"目の色変え温暖化防止に”
・私は、いまの地球温暖化の問題について、国民全体が1970年代の公害問題の時のように、もう一度、目の色を変えて取り組むべきだと思っています。
・私は、66年に厚生省公害課に入りましたが、住民からは怒鳴られ、企業関係者からは「産業をつぶす気か」「加藤はアカだ」と言われました。
・70年11月「公害国会」、、、わずか1ヶ月足らずの国会で公害規制の法律が14本も成立し、71年に環境庁が発足。76年にはOECDが、「日本は数多くの公害防除の戦闘を勝ち取った」という評価をだします。
・衆参とも自民党が過半数を占め、経済界も猛烈に反対しましたが、国民が支えたから実現できたのです。
・年金制度を心配するのと同じように、地球温暖化を心配してほしい。、、、。
(役人と言うと、皆目の敵にするけれど、こういう方がいたということを知らなければならない。赤旗だから、よけい説得力がある。)

*1月8日(木)
09新春インタビュー
澤地 久枝 さん(作家)

"半歩でも前へ出る勇気”
"若者に伝えることが私の希望”
(この迫力!背筋が伸びる。ことしもよろしくおねがいもうしあげます。)

*1月11日(日)
09新春インタビュー
辻井 喬 さん(作家)

"希望ある世界へ立つ時”
"黙ったいては変わらない”

(とにかく全文読むこと。震えがきた。)

*1月12日(月)
NHK党首インタビュー 志位委員長の発言
テレビ番組 市田書記局長語る
 ・フジテレビ系  「新報道 2001」
 ・テレビ朝日系 「サンデープロジェクト」

*1月13日(火) 9面 学問 文化
浜林正夫 先生(一橋大学名誉教授)
"田母神問題についての「歴史家有志の見解」にかかわって”
・(田母神)論文は改憲運動再起の火付け役
・再出発した平和国家守るーここに本当のプライドが
(納得・確信)


*1月14日(水)
発言 09
宮下成幸 さん(元筑波大学助教授)
・1934年生まれ。東京教育大学卒。専門は素粒子物理学。東海村原子力研究所、米・コロラド大学博士、ヨーロッパの大学などで研究活動、教鞭を執り、筑波大学助教授を務め退職。新潟県湯沢町在住

"米国の目でない独自性”
・「しんぶん赤旗」は、アメリカの目でなく外国の事、日本の政治のことをきちんと伝えており、政党機関紙でありながら特に文化の部門では力を入れた記事を書いています。芸術、科学、文学、音楽などは人間にとって大切なもので「社会資本」になるものです。社会資本の充実を急いでやるべきです。
(同感)

●「しんぶん赤旗 日曜版」
新年合併号(2008年12月28日・2009年1月4日)
富士真奈美さん (女優)
市原悦子さん  (女優)
沢口靖子さん  (女優)
檀 れい さん  (女優)
仲間由紀恵さん (女優)
林家いっ平さん (落語家)
妻夫木聰さん  (俳優)

●日曜版 1月11日
「平和のキャッチボール」
新春対談
張本 勲さん (野球解説者・最多安打の日本記録保持者)
市田忠義さん (日本共産党書記局長)

*在日のRさん(75)と話す。Rさん、泣く。(少し、体悪くしているんだ)。
ーーーー
・佐藤愛子さん(作家)
"力いっぱい生きるーそれこそが幸福”

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January 21, 2009

年末・年始

2008年12月31日(水) 大晦日
しんぶん「赤旗」を読む。
一面 見出し
*08 職場のたたかい 大前進 解雇撤回へ
(いすゞ自動車・期間社員550人の解雇撤回=良かった!当たり前だ!解雇も許せないけど、12月26日付け、年末の解雇を云うなんて、人間のやることではない!と思っていた。)

*ガザ死者363人に・イスラエル 境界を軍事域指定。
(ガザ空爆3日目・イスラエルの軍事行動も国際法に違反している。①軍事施設でない「治安関連施設」を攻撃している ②プラスチック製造工場やテレビ放送局など民間施設を明確に標的にしている ③150万人が住む人口密集地を攻撃している=米国シンクタンク「政策研究所」研究員)

*主張 「連帯と支援強めて新年を」
・仕事も住まいも奪われて
・人間らしい暮らし求める

*潮流

(暮らし・平和 ー 2008年が詰まっている。)
ーーーー
ニュースで「日比谷公園派遣村」を聞く。
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「紅白歌合戦」をラジオで聞く。
色々な事を思い出しながら聞く。
昔の楽しい事だけ思い出していると、早くぼける、とどこかの民放ラジオ局が言っていたなー。何日か前、、。
なーに、構うものか。「安心してぼけられる街を作ろう。ぼけても安心な街をつくろう。」は、共産党斉藤クニ子区議のスローガン。「ボケ老人の連帯の力で9条を守る」は「9条の会」の呼びかけ人の先生のお話。
秋元順子「愛のままで・・・」  前川清「東京砂漠」 が良かった。
ーーーー
12時・ 2009年(新年)

*「王子 狐の行列」 を見る。深夜の行列。路上に観客多数。

王子装束神社から王子稲荷神社まで、約200人(匹)の狐の行列だ。
色とりどりの衣装を着て、顔は"狐”の化粧をしている。子狐がかごに乗っている。白装束の狐が悠然と行進する。先頭を行くのは、大きな狐の面、大太鼓と獅子舞だ。和服姿の女性が目立つ。
ほろ酔いの中年男性が、「あっ!女狐だ!」と叫んでいた。
稲荷信仰が続いているのだ。五穀豊穣、商売繁盛、家内安全を祈る。
(王子装束神社へ初詣を行なう。五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、全て政治の力が必要だ。)
ーーーー
2009年1月1日(木)
午前1時30分 テレビ朝日 「朝まで生テレビ 元旦SP激論・・・がけっぷち日本」「脱・貧困!どーする?!経済・雇用危機」を観る。
(本格的・大型番組だ。2009年のテーマだ!と思う)
司会・田原総一郎
出席・湯浅 誠 (派遣村村長) 河添 誠(首都圏青年ユニオン書記長)
堀紘一・猪瀬直樹・渡辺美樹・雨宮処凛・水野和夫・他
こくた恵二(日本共産党) 枝野幸雄(民主党)
高木陽介(公明党) 大村 (自民党)

*3、4年ぐらい前になるが、僕の住んでいる荒川区の京成線の下でホームレスの人が凍死したことがある。
何時も行く酒屋の女主人が救急車を呼んだ。「・・・(凍死は)初めてではないのよ」と御主人は言った。
湯浅さん、河添さんは偉いと思う。肝心な時に断固とした行動をしている。
ーーーー
1月1日 朝刊を読む。
朝日新聞 社説 
「混迷の中で考える  人間主役に大きな絵を」
・市場の失敗の大きさ
・格差と貧困の広がり
・たくましい政治がいる
 "米国民は、・・・オバマ次期大統領に託し、彼と肩を組んで危機を乗り越えようとしている。
日本でも、今年の総選挙がそうした場になるだろうか。・・・”

(*「人間主役」はーあたりまえのことだけれどー本当に実現したい。そして、今年の選挙の重要性も、その通りと思う。
目を瞑って、麻生総理、小沢一郎民主党党首を思い浮かべる。・・・ダメダ!どうしても、二人とも、理想とか情熱とか希望、に結びつかないのだ。
二大政党制なんて、、、。)


朝日新聞 「天声人語」 を読む。
・・・
・〈何となく、今年はよい事あるごとし。元日の朝晴れて風無し。〉啄木。
心機一転への思いもひとしおの初春。
ポケットの一票を研ぎ澄ましておいて、「よい事」をぐいと引き寄せる年にしたい。 

(*「民の意思の出番」。選挙の年だ。良い年にしたい、と思う。)

・朝寝して新聞読む間なかりしを
 負債のごとく
 今日も感ずる。  啄木

・おれが若しこの新聞の主筆ならば、
 やらむーと思いし
 いろいろの事! 啄木

ーーーー
1月1日(木)
しんぶん赤旗
"「ルールある経済社会」への一歩を踏み出す年に” 
志位委員長の新春トーク
聞き手 奥原紀晴  赤旗編集局長
     大内田わこ 編集局次長   を読む。
(写真が良い。笑顔の志位委員長・奥原さん、大内田さん。蘭の花、生け花と。)
(見出し)
*雇用・生活ー社会的反撃が始まった

*大企業に労働者の思いをぶつける
・「死人が出ないとわからないのか」という悲痛な訴え
・相手も容易には否定できない事実と道理をしめして
・株主に配当増、労働者は「首切り」-資本主義の堕落
・野党であっても民主的規制のための努力を
・「赤字だと?黒字の金はどこ行った」
・働くみなさんに背中を押されて取り組んだ質問

*日本資本主義のあり方が根本から問われている
・労働と金融の規制緩和は表裏一体で労働者を苦しめている
・外需頼みのもろさがあらわれた - 内需主導に軸足の転換を
・「世界同時不況というが、日本と欧州では現れ方が違う
・新自由主義を推進してきた人からも「懺悔の書」が

*「二大政党」の現状と日本共産党の立場
・国民の生活苦のなかで、党略だけの政治は見放される
・大企業にモノが言える党か、モノを言われる党か
(うまい!)
・「二大政党づくり」-批判とともに「共産党は何をする党か」を広く伝えて

*世界金融危機、世界の動きをどうみるか
・世界金融危機ー「カジノ資本主義」の破たん
・巨大な投機マネーの暴走が、庶民の暮らしを破壊する
・アメリカ流「金融立国」の破たんーこれへの追随に未来はない
・金融規制への転換、ドル支配の終えんの始まり
・平和でも経済でも、世界の力関係が大きく変わっている

*「資本主義の限界」と未来社会への展望
・投機マネーの問題から「資本主義の限界」を考える
・品川正治さんとの「響きあい対談」を振り返って
(『新しい社会主義』ということを考えざるをえないんですね。
「綱領の未来社会論を大いに語っていける時代ですね。」=そうだ!この閉塞感!これを打ち破るのだ!皆の想いだ。)

*国民の期待にこたえ、総選挙で必ず前進・躍進を
奥原:、、、共産党の党勢拡大が相次いでメデイアのニュースになりました。こんなことは前例のないことですね。
志井:全党のみなさんの奮闘によってつくった前向きの流れは画期的といってもいいと思います。・・・。

(今、いま、と これからだ。何ができるか?何をなすべきか?じぶんが だ。なにをやっているか。元日にかんがえ、決意する。
ふと、何年も前の「宮本顕治新春インタビュー」―あの時代―を思い出す。志位委員長は貫禄が付いたなー、と思う。実践の人だ。)
――――
1月1日 午後9時 ― 11時
NHKスペシャル
「新春ガチンコトーク!世界はどこへ、そして日本はー暮らしは経済は政治は!?論客大予言」を見る。
出席者: 竹中平蔵 岡本行夫 八代尚宏
      金子 勝  山口二郎 斉藤貴男
      勝間和代
(大型番組ーまさに、2009年!と思う。うまく言えないが、面白かった。)

NHKアナウンサー: 「グローバリゼーションについて」の問いかけに対して
"新自由主義者”の話があった後で
斉藤貴男先生の答え:「(派遣切り、失業、格差、貧困)目の前に起きている事がグロバーリゼーションだ」ーが(訥訥とした語り口とともに)印象に残った。

1月12日(月)付け 朝日新聞 11面 オピニオン
辻井 喬 さん(詩人・作家) 
「日本でも、とにかく規制をなくせ、自由にすれば必ずよくなる、中途半端だからいけない、という論客がいます。これだけ経済がひどくなった今も言っている。
でも、あれは毛生え薬売りと同じじゃないかな。
『つけたのに髪がなくなった』と客が文句を言ったら、
『いや、この薬をつけていなければ、もっと早く髪がなくなっていたはずだ』って。
これではインチキ商売と同じでしょう」
(拍手)

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January 14, 2009

「セザンヌ主義ー父と呼ばれる画家への礼賛・ピカソ、ゴーギャン、マティス、モディリアーニ」展 を観る。

2008年12月23日(火・祝日) 横浜美術館・午前11時

(案内のビラより)
セザンヌ!彼は、われわれみんなの父のような存在だった。われわれは、彼によって守られていたのだ・・・。
(パブロ・ピカソ 1943年11月12日、ブラッサイによる記録)
・・・・
ポール・セザンヌ (1839-1906)
セザンヌの名作約40点と、その影響を受けたと考えられる20世紀の巨匠の作品約100点を展示してある。
日本人の作品も30数点展示。有馬生馬、安井曽太郎、黒田重太郎、川口軌外、岸田劉生、小林古径・・・。
・・・・・・・・

*ポール・セザンヌ
「ガルダンヌから見たサンと=ヴィクトワール山」 を観る。
(1892-95頃)
山というか台地というか、見ていて落ち着くなー。きちっとしている。
画の中の向って右側に頭をして、こっちを見て女の人か誰か横になって寝ているように見えてきた。不思議だな。
続く

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January 11, 2009

「自由な理性、自由な言論ー歴史に学ぶ知る権利の意義ー」 小田中聰樹先生(東北大学名誉教授)の講演を聞く。

2008年12月19日(金) 午後6時30分・かめありリリオホール

(葛飾ビラ配布弾圧事件・最高裁勝利をめざす大集会)

記念講演 小田中聰樹 東北大学名誉教授
*演 題
「自由な理性、自由な言論ー歴史に学ぶ知る権利の意義―」

(先生のレジュメ)
はじめに
○表現の自由の現在
○葛飾ビラ配布弾圧事件の位置
○そして私たちの社会と国家の現況と自由な理性、自由な言論

Ⅰ、貧困と戦争の危機の現代社会と国家

(1)その危機的状況
(2)危機の理性的克服の方途の模索
(3)自由な言論、民主的な討議の意義

Ⅱ、表現の自由の抑圧と規制の状況

(1)政治的ビラ配布の規制、弾圧
○立川反戦ビラ配布事件
一審 無罪 (2004.12.16)
二審 有罪 (2005.12. 9)
上告審 上告棄却 (2008.4.11)

○国公法・堀越事件
一審 有罪 (2006.6.29)
控訴中

○葛飾ビラ配布弾圧事件
一審 無罪 (2006. 8.28)
二審 有罪 (2007.12.11)
上告中

○国公法・世田谷事件
一審 有罪 (2008.9.19)
控訴中

(2)そして・・・
○君が代ピアノ伴奏強制拒否訴訟
最高裁 2007.2.29

○NHK番組改編訴訟
最高裁 2008.6.12

(3)規制・抑圧の焦点としての理性的言論と運動の拡がり
○反戦・9条・反貧困の運動
○自衛隊情報保全隊の国民的監視事件(2007.6.6.露呈)が意味するもの

Ⅲ、歴史に学ぶ理性的言論抑圧の悲劇

(1)恐慌(大不況)と戦争(侵略)と言論弾圧と右翼・軍事テロリズムの1930年代

○大恐慌 (1929.10)
○満州事変 (1931.9)
○5・15事件 (1932.5)
○国連脱退 (1933.3)
○滝川事件 (1933.7)
○天皇機関説事件 (1935.2 -)
○国体明徴運動 (1935.4- )
○2.26事件 (1936.2)
○日中戦争 (1937.7)
○人民戦線事件 (1937、1938)
○国家総動員法 (1938)
○国民精神総動員強化 (1939)
○日独伊三国同盟 (1940)
○「大東亜新秩序・高度国防国家」へ
○戦陣訓 (1941・1・8)
○日米戦争開始 (1941.12.8)
○横浜事件 (1942-)

(2) 言論の自由と戦後民主主義

(3) 自由な言論、相互啓蒙、連帯する人間

Ⅳ、 ビラ配りの自由を守る私達のたたかいの原点と展望

○たたかいの原点としての人間の理性と良心
○たたかいの展望としての人間の連帯と歴史の責任
(終)
――――
(小田中先生のお話を聞くのは始めてです。見るのも始めてです。先生はロマンスグレーでスーツと眼鏡が似合います。すぐ学者と分ります。古典的雰囲気の先生です。声が良くて聞きやすく、内容も分りやすかったです。)

*先生のお言葉(レジュメに沿ったお話の中のメモ)
・いよいよ最高裁の判決がでるでしょう。緊迫した情勢の中でこれだけの人が集まりました。
・何故ビラを配り訴えるか原点に返って考えましょう。
・政府はお金を使って広告を出し、タウンミーティングを行ないます。
この中には、私達が知りたい事が巧妙に隠されていることがあります。
断片が分っても全体像が分らない場合もあります。
・一枚のビラが全ての実態、醜い場合もありますが、を暴き出すことはあります。
・・・
・イラク、アフガンでの無益な軍事行動に日本も関わっています。
・関連して治安権力の動きが強くなり、平和運動への監視を行い、取締りの対象としています。
国公法・堀越事件では、カメラを使い、尾行し監視していました。
・貧困、格差に対する闘い、憲法改悪に反対する闘い、これを監視しています。
・しかし、私達は黙っている訳にはいきません。これを打ち破らなければなりません。打ち破れば大きな展望が開けます。
・・・
・(警察・治安権力の監視、弾圧が常態化し、これを認める社会になったらどうなるでしょうか)
市民一人一人が分断され、お互いが監視しあう社会になるでしょう。
貧困、格差、相互監視の社会になるでしょう。
・これは、私たちの連帯によってしか打破する方法は無いのです。
どうして貧困、格差、は生まれるのか、これを打ち破るにはどうしたら良いのか、話し合って、協力、協同することです。
これには、言論の自由を活用します。情報の伝達を行い、啓蒙が重要です。
・権力にとって、支配上これが何より障害になります。
ですから、(言論の自由・伝達の自由を)像が蟻を踏み潰すようなやり方でつぶそうとします。

・警察の弾圧があって、裁判所へ行きます。裁判所がどのような意味を持っているかですが、
最高裁判所の事を言えば、残念ながら鈍感です。
立川反戦ビラ事件では、一審では無罪でした。二審で有罪となりましたが、その時、警察が「現場」といっていた所を、「屋敷」と言い換えています。最高裁では、それをそのまま判決で使っています。
・・・略・・・

・戦後と云うと、1945年8月15日以降と思われますが、本当の戦後、本当の自由は10月15日以降です。この日、「治安維持法が」が廃止されました。この日から、日本の戦後の民主主義は始まります。
・私達は、言論の自由を使って、戦後の民主主義を組み上げて来ました。
その上に立って、憲法を作ってきたのです。
いかに言論の自由が大切か、戦前、戦後の歴史が示しています。
・・・

・私が大学1年の時、ビキニで核実験が行なわれました。私は何人かの友人とガリを切り核実験に抗議するビラを作りました。学内と街頭でこれを配りました。これは現在、原水禁運動となって発展しています。
私にとっての強い誇りになっています。
・・・
・本当の裁判所であるならば、憲法を土台にして判断し、良心をもって判決を行なうでしょう。
無罪判決を勝ち取りましょう。
・・・
(拍手・感動)

*荒川庸生さん のご挨拶
(メモ)
・被告人とされている荒川です。
大勢の方々が御出席くださり、ありがとうございます。
・青森から11名の方が駆けつけてくださり、最高裁へ一緒に無罪の要請をしてくださいました。
「ビラ配布の自由を守れ」の運動は全国へ広がっています。
・・・
・色々な事を思い出します。
23日間、警察へ拘留されました。
一緒に拘留された人と友人になりました。外国人が多かったです。
一審で無罪になったこと、両手を突き上げました。
・喜びと共に、悲しみもありました。
痛恨の出来事は、主任弁護人ー中村欧介先生の急逝です。
留置場での接見の時を思い出します。
先生は最初に次のように話されました。
「荒川さん、私はあなたの弁護士です。あなたの望むように、あなたの良い結果になるように、あなたのために私は働きます。」
私は、これで闘っていけると思いました。
・最高裁での闘いですが、最高裁は石の要塞のように思います。あの扉を打ち破るのは容易ではありません。
しかし、(人間の作ったものです)、要塞も市民の良識が押し寄せれば必ず打ち破れると思っています。署名、手紙、なんでも宜しいです。一層のご支援をお願い申し上げます。(拍手)
・勝利報告を、中村欧介弁護士の御霊前へ致したく思います。
(合掌・荒川様は御法衣姿。威厳に満ちている)

*弁護団からの報告
後藤 寛 主任弁護士
続く・後日


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January 05, 2009

「葛飾ビラ配布弾圧事件/12・19最高裁勝利をめざす大集会」開催される。参加した。

2008年12月19日(金)・午後6時30分・かめありリリオホール・参加者 超満員

案内文より
「事件から4年がたちます。
毎年この時期に行なってきた「怒りの集会」です。
最高裁勝利をめざした決起の場として、640席の大きな会場で行ないます。
ぜひみなさんのご参加をよろしくおねがいします。」

*世話人 鈴木徹衆 さんのご挨拶
(メモ)
・4年前の亀有署の留置場から最高裁の大法廷まできました。
この間の、みなさまの多大なご支援に心から感謝いたします。
身内の一人として嬉しく、ありがたく思っています。
荒川(被告とされている)は、その信条に益々磨きがかかっています。
娘(荒川様の奥様)、子供達も闘いのなかで、日々成長しています。
私は、それをなによりも嬉しく感じています。
・禅宗のお寺で「古川しげる」さんの追悼集会がありました。古川さんの足跡のパンフが発行されています。
古川さんも小林多喜二も戦前の特高の残虐な弾圧を受けました。多喜二も古川もあの暗黒時代に一歩も引かずに闘い続けました。
・強大な支配勢力に対して強固な対抗勢力の闘い、その積み重ねなくして時代の発展はありえないのであります。
・仏教に「三世(さんぜ)を貫く」という言葉があります。
まさに、三世を貫く闘いを我々は行なっています。
一歩も引きません。勝利を確信して闘いましょう。
(拍手)

*寺間誠治 さん(全労連常任幹事)の挨拶
(メモ)
・派遣切り、首切りと全力を上げて闘っています。
トヨタ、日産、マツダ、キャノン、IBM、ソニーと解雇の予告も行なわれ一大社会問題になっています。
キャノン大分は、大分県から57億円、市から20億円、計77億円もの補助金を受け取りながら1700人の首切りを県、市へ一切報告していませんでした。
・労働者の反撃も始まっています。
大分では、労働組合分会を結成しました。会社へ雇い止めの撤回を迫っています。
県と交渉し、一人4万円の一時金支給、臨時雇用を約束しました。
山口では、ニチミツと交渉し、解雇を撤回させました。
・派遣労働者の多くが寮生活をしています。ある人は13万円の手取りから寮費4万円を引かれています。
平成のタコ部屋です。
・労働者は、ユニオン(組合)へ入れば、社長と対等です。思想的にも大きく成長します。
しかし、このことが派遣労働者へ中々伝わりません。一般の新聞には載りません。
寮に住んでいる人たちへの(組合の)情報は、ビラ入れに頼っています。
ビラを見て組合へ相談に来る人が多くいます。
・ビラ配布の自由は、労働組合運動にとって決定的に重要です。
全労連は葛飾ビラ配布弾圧事件へ全力で取り組み支援します。
(拍手)


*小池晃さん(日本共産党参議院)の挨拶
(メモ)
・ビラ配布の自由を求める闘いは大きく広がっています。
地裁の判決は無罪でした。
高裁は不当に有罪にしています。
10月、国連人権規約委員会は、日本政府に対して政治的活動の自由について勧告しています。
・私は、麻生さんが総務大臣だった時にこれを国会でとりあげました。
大森国家公安委員長へも質問しました。
世界人権宣言、規約は参考にし、尊重すると言いました。
・立川反戦ビラ配布弾圧事件では、最高裁で判決がありました。
その後、国分寺事件がありーこれは不起訴になりましたがーこの時、住民が「立川判決を知っているか」と言っています。委縮効果をねらったものです。
この1年間、ビラ配布に対する弾圧の広がりはありません。全国的闘いが成果をあげていると思います。
・1枚のビラが命を救っています。
大企業の労働者への首切りが続いています。
「いすず」では、労働組合の配ったビラを持って、首を切られた労働者が相談にきました。
そして、闘いに立ち上がりました。人生を変えました。
・ビラ配布への弾圧はこのような人々の希望を奪うものです。
・・・
・日本共産党は先頭になって闘います。
(拍手)

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January 04, 2009

「MOMADISMO 11―そして、黎明の一閃―」 桑野純平 個展を観る。

2008年12月18日(金) 午前11時30分・月光荘画室2(銀座8丁目)

・桑野純平氏 1974年生まれ (38歳)
昨年に続いて2回目の個展。約30点展示。 
(案内より)
2007年   第39回新日本美術院展 新人賞受賞
2008年   第14回マスターズ大東京展 スポンサー賞受賞
2008年   第30回国際HMA(韓国ソウル) 銀賞受賞

――――
・「赤い壁」を観る。今年描かれたものだ。
・「妖精」を観る。 氏がイタリア留学時代のものだから、10年位前の作品だ。
*両方とも赤色が中心の画で、活動し揺れ動いている。高温の赤と黒味がかった低温の赤があって燃えているようだ。(ボクは、中学1生の時の、三陸大火を思い出してしまった。メラメラして。夜中が一番良く見えて、恐かった)
「妖精」は、赤い花園、心に残るね。

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January 03, 2009

歌声喫茶「ゴリ」(船橋)で歌う。

2008年12月13日(土) 午後6時・ 満席
(森監督の講演を聞いた後、ゴリへ行く。JR代々木駅から船橋駅まで約50分。"ゴリ”は先日、NHKで紹介されたためか、土曜日のためか、開店まえに満席になっていた。)

・鈴木孝夫 店長兼経営者兼歌手兼ウエイター兼社長は、元TBS社員、同労働組合委員長、民間放送労働組合委員長。背はやや小さめだが顔と目と声が大きく、会った人に強い印象を残す。店名「ゴリ」は、鈴木さんの渾名からきているとか、ゴリラを短くして「ゴリ」だとか、諸説あり。

・歌は、心と体の「人間ドック」だ。

・4時間歌った。聞いた。異常なし。

・「愛の賛歌」「神田川」「希望」「わかものたち」「バラが咲いた」「さとうきび畑」「青春時代」「学生時代」「雪山に消えたあいつ」「山男の歌」「北上夜曲」「青春は雲の彼方に」
「山のロザリア」「囚人の歌」「トロイカ」「こころさわぐ青春の歌」
「さらば恋人」「家路」

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January 02, 2009

「世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい」 森達也氏(映画監督・ドキュメンタリー作家)の講演を聞く。

2008年12月13日(土)・全理連ビル(代々木)・午後1時30分・満席
主催・ 民放9条の会 (結成3周年記念集会 第10回「私と憲法9条を語る集い」)

*森 達也さんのプロフィール
1956年 広島県呉市生まれ。立教大学法学部出身。
俳優、不動産、広告会社など様々な職種を経てテレビ製作会社に入社。報道系、ドキュメンタリー番組を中心に、「職業欄はエスパー」「放送禁止歌」「1999年のよたかの星」「ドキュメンタリーは嘘をつく」など40本以上の作品を手がける。

演題 「世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい」
(メモ)
・昨年9月のことだが、北千住駅を歩いていたら警官に呼び止められた。カバンの中を見せてくれ、といわれた。職質ですね。私は「任意ですか?強制ですか?」と聞いた。任意だ、と言うので断って歩いたら、警官が増えた。また断ったら、さらに警官が増えた。周りに通行人が集まって来た。時間のこともあるから、やむなくカバンを開けた。
・「何を探しているのか?」と聞いたら、(警官は)「カッターナイフなど」と答え、「正当な理由無く持ち歩いていないか、調べている」と言った。洞爺湖サミットのための特別警戒中、と話した。(なにも持っている訳がない)。
人間の持ち歩くものに、ひとつひとつ正当な理由があるわけがない。洞爺湖は北海道だ。ここは北千住だ。
・「特別警戒中」の看板が目立つ。駅ほかいたるところに「防犯カメラ」が設置され、「監視中」のポスターが貼られるようになった。山形の温泉に行った。山の中で家が3件しかないところに「テロ警戒中」の大看板が立ててあった。同じものが日本海に向けて立てている所もあった。
日本全体がセキューリテイになっている。
・以前はこういうことは無かった。何時頃からこうなったか、と考える。
私は、1995年のオーム真理教事件がきっかけになっていると思う。
あの時は、朝から夜中までテレビはオームだけの報道になった。
何か製作してもオームしか受け付けなくなった。
そういう中で「TBS事件」「坂本弁護士事件」が起きた。TBSは黙っていた。筑紫さんは「TBSは死にました」と話した。全て、TBSをバッシングした。
文春、新潮は「オームは核兵器を持っている」と書いた。
・私もオームを撮っていた。しかし、フジテレビから撮影禁止を命ぜられた。無防備すぎる、というのが理由だった。私は、土日に一人でオームを撮りに行った。多くを撮った。1996年に製作会社をクビになった。
そのとき撮ったもので「デモテープ」を作ったが全部のテレビ局で放送を断られた。
それで1998年に、自主制作映画「A]を作った。国外の映画祭には20回以上呼ばれている。
オーム真理教だけの2時間30分の映画だ。私はオームだけを撮ったのではない、日本社会を撮ったつもりでいる。
・「A]は何故(日本で)放送禁止になったか、と考える。
映画「A」を見た人の感想で1番多かったのは、「オームの人たちは普通の人ですね」「オームは善良な人ですね」というものだった。
これは、テレビ局にとっては"NG”だった。
オームは、凶暴、凶悪でなければならない。自分とは異質な存在で無ければならない。善、悪の世界で悪は悪でいる方が、こちらは安心できる、そういう流れが出来ていた。
・私は、あれ程善良な人たちが、何故あのような事件を起こしたのかを追求したかった。
これをメディアは拒否した。
・オーム真理教事件の動機は不明のままだ。
何故サリンを撒いたのか、動機がまだ分っていない。
動機が分らないと不安を持つ。不安が蔓延する。
一般の犯罪でも同じだ。自分が夜道で襲われた。その場は逃げるなりする。しかし、なぜ襲われたかが分らないと不安は続く。自分を守るため、皆で帰ろう、集団で行動しようと言うことになる。チームができる。やがて旗印や歌も必要になってくる。自分を守るため武器も持とうということになる。
日本全体がそのような状態になった。
・(オームの時期)全体に集団化の流れがあった。
「悪」を作り出し、不安と恐怖の対象にして集団化を行なう。
1999年、小渕内閣の時「国歌、国旗法」が成立した。「住民基本台帳法」も成立した。
この法案の社会的な背景には、集団化があった。

・不安と恐怖の根源について考えてみたい。
殺人事件は、2008年は全国で"1199件”だ。戦後最低だ。ニューヨークも同じで、殺人事件が減り治安が回復している。ニューヨークでは、市長と警察署長が共同で記者会見をして、これを誇っている。
日本で1番殺人事件が多かったのは1954年で"3081件”だ。(映画 オールウエィズ、、、の年だ)。
現在、戦後1番治安は良かったことになる。メディアは何故報道しないのか。
警察は、何故記者会見をしないのか。

・セキューリテイ会社が盛況だ。監視カメラも増え続けている。
こういう会社への警察の天下りもある。
・政治家も不勉強だ。鈴木むねおさんと雑誌で対談した時、このことを言ったら「それは違うだろう。犯罪は増えているだろう。」と答え、最後に「知らなかった」と話した。

・「不安・恐怖の根源」に実態は無い。
しかし、仮想敵を作る必要がある。
政治、警察、メディアも(殺人事件の減少)に沈黙している理由がここにある。

・仮想敵は、外に向かっては「北朝鮮だ」。内に向っては「凶悪殺人事件」だ。
国民の間に不安ができる。どうするか。やられる前にやれ!ということになる。
対外的には戦争だ。戦争の口実は全て「自衛のため」だ。
愛する者がヤラレル!その前に殺れ!
アジアの解放。自由主義の防衛。これが戦争の口実だ。
田母神氏も「あの戦争は自衛戦争だった。間違っていなかった。」と言っている。氏は、世論の半分は自分を支持している、とも言っている。(このテの人は、町内会に必ず一人や二人はいたし、今もいる。しかし、支持はされていないのだが。)

・罪責感も変わってきている。
厳罰化への要求が強まっている。死刑判決は、2005年以降3倍に跳ね上がっている。
凶暴な人間は抹殺してほしい。「備えあれば憂い無し」だ、の要求だ。

・リスクとハザードの関係を考えなければならない。
マムシはハザードは高い。しかし、リスクは無い。都会にマムシは居ないからだ。

・2002年に"パワーウエーブ”問題があった。白装束の集団をテレビは連日報道した。
彼らがやった悪い事は「駐車違反」だけだった。
国民は彼らにセキユーリテイーを燃やした。過剰な悪意があった。
タマちゃん騒動では、過剰な善意があった。

・マンボンギョン号の寄港問題があったとき、評論家のカミムラさんと対談した。彼は自衛隊出身の方だ。
彼は、北朝鮮は旧式の兵器しか持っていない。使い物にならないよ。北朝鮮が日本を攻めることはない。何故なら、彼らは馬鹿ではないからだ、と話した。そして、テレビではこういうことは言えない。すぐ、ほされるからね、と続けた。
・ルワンダで虐殺事件があった。フツ族とツチ族の対立だが、これはラジオがあおったと後に言われた。
DJは、「あおった覚えは無い。ただ、あぶないぞ!と言っただけだ。」と言っている。
日本では、関東大震災の時、6000人の朝鮮人が殺されている。メデイアがあおったためだ。あおられた方はヒートアップする。
・アメリカは、第一次世界大戦までは不干渉主義が貫かれていた。第二次世界大戦で戦時体制の国を作った。
それ以降、朝鮮、ベトナム、イラクと大義を作って戦争を続ける国になった。
・日本は、憲法9条があったからアメリカの様な国にはならなかったのだ。

・ファシズムは、1914年から1930年にかけて、世界で同時多発的に起きている。
何故この時期、ファシズムが一斉に起きたか。(文化面から見ると)私は映像とラジオ、映像と音声メデイアの発達と影響が決定的だったと考えている。(略)
・ファシズムは消えたがメデイアは残っている。
しかも、テレビは大きく発達した。テレビとインターネットは融合するだろう。さらに巨大なメデイアが発達する。
化け物的になる。核兵器に匹敵するような威力を持つのではないか。

・メディアは(ファシズムに利用されたこともあるが)反転すれば、市民の強い味方にもなる。
市民社会が変わればメディアも変わる。
亀田騒動があった。金平会長が5時から記者会見をやると言った。全ての放送局が詰めかけ準備していた。
金平さんの会見の内容は「明日、亀田が直接話します」と云うどうしようもない内容だった。さすがにテレビ朝日は、途中で打ち切った。(後で、視聴率が落ちたと叱られたとも聞いたが)、これは正しい判断だと思う。今になってみると、誰にも分る。何かのきっかけで変わる。

・憲法9条は、理想を述べていると言われるわれるが、実は最もプラグマティックでドラマティックな内容だ。
セキユーリティーから戦争は始まる。武器を持たない事は、仮想敵を持たない事だ。これは最も現実的な安全の保証なのだ。
・少し憲法改正運動は落ち着いているが、在庫一掃は出来ていない。
私達は緊張感を持ち続けなければならない。
(拍手)

(対 談)

*イワサキさん(民放9条の会運営委員)
・映画「私は貝になりたい」を見ました。普通の床屋さんがB級戦犯として死刑になりました。
あんな善良な人が何故?との思いに駆られました。

*森さん
・息子が(ポスターを見て)「私は"グ”になりたい」って何のこと、と聞いてきました。(笑)
・・・
・良い人が誰かに代わって人を殺す。セキューリティのためと際限なく殺すようになる。これは恐ろしいことです。
・誰かを悪にしなければならない。そして、処罰で殺す。これは不条理になる。
・アイヒマンは、最後の戦犯といわれ、裁判を世界がかたずを飲んで見た。しかし、彼は普通の中間管理職だった。言う事は一つ。「上官の命令で殺った」だった。これで何十万人も殺した。
(人間は)ここから抜け出さなければならない、と思います。

*イワサキさん
・殺人事件は減っている。しかし、秋葉原のような事件がある。あのような事件は増えているようにも思う。

*森さん
・動機なき殺人! それでまとめられている。
・メディアのアナウンス効果もある。殺したいから殺した!とされ、これは恐い!とされる。
・通り魔事件は増えたようにも言われるが、去年は最低だった。
しかし、今年は増えるのではないか。来年はもっと増えるのではないか。怖い、恐い、が事態と会わせるようになる。

*イワサキさん
・たくままもる事件があった。彼は自殺願望だったのではないか。
死刑制度があるから起きた事件ではないか。

*森さん
・(日本では)死刑制度は犯罪の抑止効果があるから必要とされている。
ヨーロッパでは廃止されている。しかし、犯罪は増えてはいない。
日本では、自殺者3万人で世界2位だ。自分の命を止める人は人の命も奪う。
死刑制度は犯罪防止に役立っていない。

*イワサキさん
・何故、死刑廃止の方向へ行かないのか。死刑制度には国民の8割が賛成しているという調査もあるが。

*森さん
・アンケートのやり方にも問題がある。しかし、存続論は多い。
ヨーロッパでは、存続:廃止が6:4だった。それでも政府が廃止で押し切った。現在は6-7割の人が廃止に賛成している。日本政府は、6:4では押し切れない。
続く


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