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May 22, 2017

講演・「21世紀の世界をどうとらえるか、世界の本流と逆流」(田川 実 日本共産党国際委員会事務局長) を聴く。

2017年5月12日(金)
(案内)より
★荒川革新懇 2017年総会★
荒川革新懇の年次総会を下記の日程で開催いたします。
世界でも平和を求め格差と貧困の是正のためのたたかいがひろがる一方さまざまな逆流や複雑な諸問題があります。
大局を抑えながらリアリズムの立場で世界を見ることが求められます。
3月には、核兵器禁止条約交渉の第一回の国連会議が行われ、実現に向けて世界の世論と運動が決定的になっています。
革新懇が広範な国民との連帯と共同をされに発展させていく時です。
みなさんとともに草の根から前進を切り開いていきたいと思います。
ぜひ、ご参加ください。

●記念講演
「21世紀の世界をどうとらえるか、世界の本流と逆流」
=日本共産党国際委員会・事務局長 田川 実 氏=

と   き: 5月12日(金) 午後6時30分~
場  所: サンパール荒川 集会室
参加費: 無料

【平和・民主主義・革新統一をめざす荒川革新懇】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さっそく いって みよう!
ーーーーーーーーーーー
■司会: 小林事務局長

■吉田 喜一 代表世話人の挨拶
(メモ)
・今日はいろいろな所で集会が行われています。
共謀罪に反対する集会、
「生存権裁判」を支援する会議も行われていて、私はこの会議の途中から、そちらの集会へいきます。
中途で申し分けないのですが失礼させていただきます。
安倍首相は、5月3日、ビデオメッセージで憲法改定を言い、9条に自衛隊を書き込む、合憲化をめざす、それらを並々ならぬ決意で述べています。
自民党内でも、キシダ、イシハ、異論を唱える人もいるようですが、革新懇も運動を強めなければなりません。
都議会議員選挙もあります。
争点になるでしょう。
荒川革新懇は、この1年活動を続けてきましたが、新しい取り組みとして、区内の産業考古の研究をしようと、鈴木共産党地区委員長も含め区内の伝統工業やその跡地をみてまわりました。
区内の「文学散歩」なども取り入れる予定です。
幅広い革新懇をつくりたいと思います。
(拍手)
ーーーー

●講演・「21世紀の世界をどうとらえるか、世界の本流と逆流」
     日本共産党国際委員会・事務局長  田川 実

(メモ)
・安倍首相は、5月3日改憲声明を行いいました。
重大な情勢です。
共産党と野党共闘の出番です。

韓国で、文在寅さんが大統領に当選しました。
日本共産党は祝辞をだし、それを韓国大使館に届けました。
その時、
大使館での話で、ヘイトスピーチ問題がありました。
日本の憲法問題の話もありました。
歴史認識の問題、アジア周辺国との問題でもあります。

戦後70年、日本国憲法は日本の出発点での国際公約でした。
憲法を変えるということは、公約を破るということでもあります。
安倍改憲阻止に全力をあげましょう。

・危機とチャンスの両方のある重大な情勢です。
政治転換のチャンスであり歴史の本流はどこにあるか。
逆流はどこにあるか。
4つの側面から見てみましょう。

①アメリカトランプ政権についてです。
大きく云って逆流です。
しかし、トランプさんの思い通りにはいかない。

②国連における、核兵器禁止条約締結の動きです。
本流です。

③各国、各地域で政治変革の動き、本流はどのようにあらわれているか。

④日本、荒川区でどのように活動するか。

ーーーーー
★トランプ政権は発足当初から課題がありました。
1、イラク、アフガン。軍事的覇権主義の問題、これをどうしようとしているか。
2、排外主義、移民制限問題。これをどうしようとしているか。
3、格差、貧困問題。これをどうしようとしているのか。

政権が発足して100日が経ちました。
3点の懸念は的中しました。
・核軍拡です。
オバマ前大統領は、2009年「核兵器の無い世界」を宣言しました。
この演説は、思惑以上に世界に影響を与えました。
トランプはこれを「好ましくない世界」と言い、核戦略の見直し、を表明しました。
30年間で100兆円を使う。核兵器の近代化を進めると。

アフガンへ5000人増派の計画もある。
大型巨大爆弾を使いました。
投下した場所は現在も「立ち入り禁止」にしている。
犠牲者の確認もできていない。
オバマ政権も無人飛行機を使った。爆撃も行った。
オバマ、トランプ、違いがある。
オバマ→ 一応、爆撃による副次的影響を考慮する。
民間人の犠牲ということを考える姿勢があった。
トランプ→ 一切影響を考えていない。
爆撃へのハードル、決断を低くしている。
軍事予算の拡大も宣言しました。
議会がどのように反応するか注目しています。

北朝鮮問題ですが、
トランプは、「すべての選択肢がテーブルの上にある」と言いました。
緊張を高めています。
オバマは、「戦略的忍耐」でしたが、これは失敗でした。
トランプは、「圧力の最大化」とも言っていますが、戦争はできません。
人命と投資の損失を考えるからです。
「国連安保理事会」15か国の協議でも、対話をしっかりやるべきだ、との発言が多かったですね。

トランプ構想はうまくいくでしょうか?
甘く見てはいけません。
しかし、世界とアメリカ内部からの批判があります。
アフガンでは莫大な戦費を費やしました。
国内での貧困、格差拡大の原因になりました。
オバマはアフガン撤退を宣言し、そのあと、トランプが登場した。

★核軍拡の政策をストップする力はどこにあるか。
大国の横暴勝っては出来ない世界=20世紀から21世紀にかけて、
国際政治には構造的変化がありました。
日本共産党の綱領は次のように規定しています。
(日本共産党の綱領から)
”多くの民族を抑圧の鎖のもとにおいた植民地体制は完全に崩壊し、民族の自決権は公認の世界的な原理という地位を獲得し、100を越える国々が新たに政治的独立を勝ち取って主権国家となった。
これらの国々を主要な構成国とする非同盟諸国会議は、国際政治の部隊で、平和と民族自決の世界をめざす重要な力となっている。
国民主権の民主主義の流れは、世界の大多数の国々で政治の原則となり、世界政治の主流となりつつある。
国際連合の設立とともに、戦争の違法化が世界史の発展方向として明確にされ、戦争を未然に防止する平和の国際秩序の建設が世界的な目標として提起された。
20世紀の諸経験、なかでも侵略戦争やその企てのたたかいを通じて、平和の国際秩序を現実に確立することが、世界諸国民のいよいよ緊急切実な課題となりつつある。”
(綱領)より

・国連加盟国は193ですが、そのうち非同盟諸国は115か国です。
国民主権はいまや常識になっています。
戦争の違法化、これが進んでいます。
100年間の歴史の流れとその間にできたルールがあります。
これを簡単に破って、超大国の思い通りに政治ができる、ということはありません。

●「核兵器禁止条約の国連会議」(3月27日~31日・ニューヨーク)が開催されました。
115か国、NGOを加えると全部で135の国が何らかの形で参加しました。
(注・日本共産党代表団・団長・志位和夫 参加)
私も行きましたが壮観でした。人数が多い。
演壇で核兵器廃絶要求の演説が続く。
発言内容は、核兵器を持って世界を支配する構造を変えよう。
アイルランドの代表は、これからの核軍縮は現状維持はもうたくさんだ、現状維持打破が課題である、
核を頂点とした国際秩序を打破し、国際政治に民主主義を実現しよう と訴え共感を呼びました。
5大国による軍縮構想はもうたくさんだ、核兵器廃絶条約の内容は、民主的革命的なものにならなければないと。
ここで、資料を見てください。
国連における、核兵器廃絶に関する取り組みの歴史を見てみます。
ーーーーーー
(資料)
★大量破壊兵器に関する条約
◎核兵器の不拡散に関する条約(NPT)
1968年採択/1970年発効
第6条 〔核軍縮交渉〕
各締約国は、核軍備競争の早期の停止及び核軍縮の縮小に関する効果的な措置に付き、並びに厳重かつ効果的な国際管理のもとにおける全面的かつ完全な軍備縮小に関する条約について、誠実に交渉を行うことを約束する。

第9条 〔署名・批准・加入・効力発生・核兵器国の定義〕
・・・・この条約の適用上、「核兵器国」とは、1967年1月1日前に核兵器その他の核爆発装置を製造しかつ爆発させた国をいう。

◎関連年表◎
・1960年代~70年代~80年代
→米ソ軍拡競争 「核戦争の危機」

・1991年 ソ連崩壊
・1996年 国際司法裁判所(ICJ) 核兵器の使用・威嚇=「一般的に人道法に違反」
「国家存亡に関わる自営の極限的な状況」では合法か違法か 「判断できない」

・1996年 マレーシアなどNAM、「核兵器禁止条約の交渉開始を求める決議案を国連総会に。
・1998年 インド、パキスタン 核実験
・1998年 新アジェンダ連合(ブラジル、エジプト、アイルランド、メキシコ、ニュージーランド、スロベニア=後に脱退、南アフリカ、スウェ―デン) 結成
「核兵器のない世界―新たな課題(アジェンダ)の必要性」決議案を国連総会に。

・2000年 NPT再検討会議 「明確な約束」
・2008年 国連事務総長が「5項目提案」 ‣第1項で禁止条約の交渉呼びかけ 
・2010年 NPT再検討会議 「核兵器がもたらす破滅的な人道上の結末に深い憂慮」
「核兵器のない世界を達成し維持するための枠組み」が必要

・2012年 「核軍縮(撤廃)の人道的側面に関する共同声明」
ーー
◎生物兵器禁止条約  1972年採択/75年発効
・全面禁止(開発・製造・貯蔵)と廃棄

◎化学兵器禁止条約 1993年採択/97年発効
・全面禁止(開発・生産・貯蔵・使用)と廃棄
検証機関として化学兵器禁止機関(OPCW)

◎対人地雷禁止条約(オタワ条約) 1997年採択/99年発効
・全面禁止(使用・貯蔵・生産・移譲) 廃棄と除去、犠牲者支援
162か国が加盟、米中露など未加盟

◎クラスター爆弾禁止条約(オスロ条約) 2008年採択/10年発効
・全面禁止(使用・生産・貯蔵・移譲) 廃棄と除去、犠牲者支援
119ヵ国カ国が加盟、米中露など未加盟

★核兵器にないことこそ安全=国連での議論
・「核抑止力なしに国の安全保障はないというなら、より多くの国が核兵器開発を必要とおもうだろう。
核兵器は、安全をもたらさず、逆に、国際の安全とすべての国と国民の安全に脅威だ」
(オーストリア、2016年10月)

・「核兵器が隣国の安全、地域、世界の安定に脅威であるからこそ、禁止条約は重要なだけでなく、もっとっも急務なのだ」
(インドネシア、2017年3月)
ーーーーーーーー
〈田川事務局長のお話し続き)
・国連内で核兵器禁止条約の会議が行われている時、議場の外でアメリカ等保有国が記者会見を行い、
北朝鮮の問題を取り上げ核兵器廃絶は意味がない言いました。
議場内では、「そんなことを言っているから核兵器はなくならないのだ」との発言が相次ぎました。
見た通り、(NPT)第6条(核軍縮交渉)では、「誠実に交渉をおこなうこと」が約束されています。
しかし、(米ソ)はまともな態度を取ってきませんでした。
国連で条約を作らなければならない。
条約を作るための総会を開く。
総会を開くには大変な努力が必要です。
予算も必要です。
今回は全て計算して開催しています。

・長崎から参加した大学生・
「核兵器禁止条約の無い世界は、殺人を犯しても処罰する法律=殺人罪のない世界と同じだ。
日本における銃刀法のない社会と同じだ。
それではダメだ、というのが今日の取り組みだ。
今度の総会は、核兵器廃絶の活動の水準を一つ引き上げるものだ」

そして、
(資料)
■藤森俊希・日本原水爆被害者団体協議会事務局次長の演説
被爆者は昨年4月、すべての国が核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶことを求める国際署名を始めました。
世界各国に呼びかけ昨年10月、1回目の署名56万余を国連総会第1委員会議長に届けました。
現在累計で172万余の署名が集まっています。
億単位の署名を目標に2020年まで続けます。
法的拘束力のある条約を成立させ、発効させるためにともに力を尽くしましょう。
(拍手)

■セツコ・サーローさんの演説
私はナイーブな人間ではないので、この条約をはねつけようとする国々が出てくると予想しています。
彼らは、自分たちがなぜかこの命を破壊する兵器を保有する権利があるのだという勘違いにしがみついていて、私たち全員を脅かすでしょう。
私は特に、この交渉会議に全面的に参加することができない日本政府を強く非難します。
昨日の朝の日本政府代表の発言を聴いて、被爆者は、自分の祖国にずっと裏切られ、棄てられてきたと云う気持ちをさらに強くしています。
彼らは、核の惨禍の現実から学ぶことを期待するとして、広島に外国要人を招くことで核軍縮に重要な役割を果たしていると称しています。
しかい、アメリカの核の傘に留まり続けている日本のこのような行動は、まったく空虚なごまかしにしぎません。
日本政府は、日本国民の意志に応えて独立した立場をとるべきです。
真剣に軍縮の為に努力しておられる政府代表のみなさんには、核兵器禁止のために皆さんの交渉から恩恵を受ける将来の世代がいることを感じるだけでなく、広島・長崎の無数の人びとの証言を感じていただきたいと思います。
原爆で亡くなった人々の記憶と姿はつねに私を支え、導いてくれました。
多くの被爆者もこのようにして生き続けてきたのだと思います。
愛する人々の死を決して無駄にしないために。
みなさんが今週のこの会議を進めるなかで、彼らの支えと存在も感じていただきたいのです。
そして立派に任務を果たしてください!
そして被爆者が、この条約は世界を変えることができ、必ず変えると確信していることを知ってください。
(拍手=「拍手は1分間以上つづきました」=田川)
ーーーーー
◎みなさん、核兵器禁止条約ができればどうなるでしょうか。
国際政治に大きな影響を与えます。
すでに、反響はでています。
・イギリス労働党の(影の)平和軍縮大使は「選挙に勝って禁止条約に調印したい」と述べました。
・フランスのメランショフ大統領候補は「核兵器禁止条約は必要」と発言しました。
フランスは左翼、右翼ともに核禁条約には消極的でした。
核保有5大国にとって「大きな脅威」となっています。
この6月に、国連で第2回会議が行われます。
成功のため力を尽くしたい。
私たちは、核兵器禁止条約締結のための署名を集めています。
この一筆一筆が核の無い世界につながる、大きな力を持っています。

志位和夫委員長は、コスタリカ政府のエンホワイトさん(女性)と会談しました。
日曜日でしたが大使館を開放して会ってくれました。
会談の中で、彼女が一番反応したのは、志位さんが「核廃絶の署名が172万筆集まっている」と言った時でした。
エンホワイトさんは、「本当に力を与えてくれる」と応えました。
美しい表情でした。
世界の世論をよりどころにして活動しているということを感じました。
私たちは、署名を6月、7月にまた届けたいと思います。
世論の力、条約の力で核兵器廃絶へ進んでいこうではありませんか。

(資料)
★禁止条約の要素★=2016年8月に国連の作業部会が採択した報告から
(a)核兵器の取得、所有、備蓄、開発、実権および生産を禁止
(b)核戦争計画立案への参加、核兵器のターゲット設定及び核兵器制御要因の訓練への参加によるものを含め、核兵器の如何なる使用にも参加を禁止、
(c)核積載艦船の入港及び領海侵入許可禁止、核搭載航空機の自国空域への侵入許可禁止、核兵器の自国領域通過(トランジット)の許可禁止、核兵器の自国領域への配備および展開の許可禁止を含め、自国領域における核兵器の許可を禁止
(d)核兵器にかかわる活動への資金提供及びIAEA(国際原子力機関)の包括的補償措置を適用していない国に対する核分裂性物質の提供を禁止
(e)条約の禁止する行為の支援、奨励、および直接および関節を含め誘導を禁止
(f)核兵器の使用および実験の犠牲者の権利の承認、犠牲者に対する支援及び環境改善への誓約

★市民の役割を強調★=(被爆者、被害者の特別の役割も協調)
「作業部会は、核兵器の脅威、なかでも健康とジェンダー、持続可能な開発、気候変動と環境、文化遺産と人権の保護に与える影響について、公衆の認識を高める上で、国連の加盟各国、国連諸機関、国際機関、市民社会(NGO,学術界、議員、マスメディア及び個人など)がそれぞれ果たしうる役割を認めた」

「作業部会はまた、将来の世代に知識を引き継いでいくため、特別の若者メッセンジャーや学生平和大使の促進
などにより、若者を参加させていく重要性を強調した」
ーーーーーーーー
◎次に北朝鮮の核問題です。
【北朝鮮の核・ミサイル開発に国際社会はどう対応すべきか。二つの基本的方向】

・トランプ政権はシリア空爆をやった。
国連決議などなかった。
安倍首相はすぐ支持した。
北朝鮮でも「あらゆる選択肢がある」と、トランプ大統領はいっている。
安倍政権はこれをけしかけるような態度だ。
公明党は安倍政権と同じですね。
しかし、北朝鮮に差し迫った危険があるのでしょうか。
中国のブダイイ外相が日本へ来て、「中国は平和的外交的手段で解決する」と言いました。
すると、公明党はすぐその通りと中国へ同調します。
安倍が云えばすぐ安倍に同調する。

(私たちの立場)
(1)軍事対軍事の危険な悪循環を深刻にする道でなく、対話による解決に徹する、ことです。
(2)国際社会が本気になって「核兵器のない世界」への具体的な行動に取り組む、ことです。
国際社会のさまざまな努力にもかかわらず、北朝鮮の核・ミサイル開発を止めることが出来ていないという事実を踏まえ、従来の延長線上にとどまらない外交的対応と、中国を含む国際社会による制裁の厳格な実施・強化という両面での対応を抜本的に強化することによって、北朝鮮の核・ミサイル開発の手を縛り、その放棄に向かわせることが重要である。
・2005年9月の「6か国協議」の「共同声明」、2002年9月の「日朝平壌宣言」に立ち返り、核・ミサイル・拉致・過去の清算などの諸懸案の包括的解決をめざす、ことです。

【2015年㋇23日、しんぶん赤旗・日曜版】
Q:「朝鮮有事」現実性は/戦争止めた韓国の実情:Q
A:
安倍首相らは「朝鮮有事」を想起させる事例を挙げ、北朝鮮による攻撃が切迫しているかのような話を繰り返しています。
しかし、現実はどうか。
1994年、北朝鮮の核開発計画をめぐり、米国が北朝鮮の核施設の空爆を検討する一触即発の事態がありました。
之を止めたのが韓国の金泳三大統領(当時)です。
金大統領はクリントン米大統領に電話して、「あなた方は空から爆撃できるが、北朝鮮は直ちに韓国の主要都市に砲撃をはじめる」と強調。
もし米国が攻撃しても60万人の韓国軍の1人も動員しないと伝えました。
この中で戦争は回避されました。
韓国の首都、ソウルの40キロ先は北朝鮮との境界線です。
戦争になれば朝鮮半島全体が甚大な被害を受けます。
リアルに見れば、「朝鮮有事」がいま起きる状況にはありません。
韓国政府は昨年7月、日本の集団的自衛権行使の閣議決定に対し、
「日本が集団的自衛権行使で朝鮮半島の安全または韓国の国益に影響を及ぼす事案は、韓国の要請か同意がない限り決して容認されえない」
との外務省報道官声明を発表しました。
日本が頭越しに集団的自衛権を行使することを韓国は厳しく拒絶しています。
ーーー
★【米国は軍事的選択肢をとるな/外交交渉の中で北朝鮮の非核化を】★
=日本共産党・志位委員長の「見解」から・4月13日=
米国は、国際社会と協調して、経済制裁の厳格な実施・強化を行いながら、北朝鮮との外交交渉に踏み切り、外交交渉の中で北朝鮮の核・ミサイルの手を縛り、それを放棄させるという選択肢こそとるべきである。
安倍政権は、軍事力行使を選択肢とすることを歓迎する姿勢を直ちに改めるべきである。
米国に対して軍事g的選択肢をとるなときっぱりと要求するべきである。
北朝鮮問題の外交的解決の立場に立つよう強くはたらきかけるべきである。
ーーーー
・軍事攻撃の選択、朝鮮有事ー事態は20年前(1994年)より深刻なものになります。
許してはなりません。
ーーーーー
●NHKの世論調査(2014年7月)→日本国憲法に基づく「平和の対案」の土台
Q:今、日本が戦争や紛争に巻き込まれたり、他の国から侵略を受けたりする危険はどの程度?
1、非常に危険     (13,8%)
2、ある程度危険    (59,1%)
3、あまり危険はない (18,7%)

Q:中国は軍事力を増強し、日本近海でも活動を活発に。日本はどんな姿勢で対処すべき?
1、日中2国間の関係を深め対処    (23,1%)
2、米国との軍事的抑止力により対処 ( 5,2%)
3、日本の防衛力を高め対処       ( 9,5%)
4、アジア諸国との連携強化で対処   ( 50,0%)
ーーーーーー
●毎日新聞(2017年4月22、23日調査)
Q:各国が北朝鮮にどう対処すべきか?

A:「外交努力を強める」   64%
 (男:58%、女:68%)

  「軍事的な圧力を強める」 21%
 (男:32%、 女:13%)
ーーーーーー
(田川さんのお話し)
・核兵器なくせの声を実現する、
外交官の声、草の根の声、被爆者の声を結びつけて実現する。
国連で核兵器禁止条約を採択する。
セツコ・サーローさんの演説は、「この条約は世界を変えることができ、必ず変えることが出来ると確信している」と結んでいます。
核兵器廃絶の運動は、核の世界だけのことだけではありません。
世界の支配構造を打ち破る活動でもあります。
二大政党制―これにとらわれない運動が世界の大勢になっています。
アメリカのバーニー・サンダースさん。
フランスのメランショフさん。
・共産党ですが、共産党が選挙で政権参加した国、参加したことのある国は、世界に20か国あります。
現在、10か国で政権参加しています。
ネパール、ポルトガル、チリなどです。
それぞれ闘いの歴史があります。
チリは40数年ぶりの政権復帰でした。

・日本で日本共産党の躍進を勝ち取る。
それは、野党共闘を進める力になります。
都議会選挙、荒川区は定数2ですね。
本流と逆流がぶつかっています。
ここで、自公の独占を打ち破り、共産党が勝利すれば、その影響は日本全体に及ぶでしょう。
世界に影響を与えるかもしれません。
勝利しましょう。
(長い拍手)
ーーーーーーーーーーーー
【会場からの質問など】
(質問)
Q:オバマ前大統領とトランプ大統領とは違いがあるとのお話しでした。
日本の安倍首相は、オバマさんと云えばオバマさんにすりより、トランプが当選したとなれば、すぐ飛んでいきます。
どちらも同じだと。
何か違和感を持つのですが、、、。

Q:北朝鮮のミサイル実験などに、日本政府は抗議声明を出しますが、声明は北朝鮮に伝わっているのですか。
伝えるルートは持っているのでしょうか。
日本共産党はどうなのですか。
志位委員長の発言などは北朝鮮に伝わっていますか。
どのようにして伝えていますか?

【田川さんの応え】
(メモ)-一部
◎オバマさん、トランプ大統領、確かに違いはありますが、ただ、同じアメリカ帝国主義国の大統領だということですね。
戦術面での違いです。
トランプさんは、共和党主流とも違っている。
似ているとすれば、ブッシュですか。
イラク、アフガンでやった、あのやり方をまねているようなところがありますね。
安倍首相は、(対米従属)、中国へ対抗する、北朝鮮問題―とにかくアメリカの力を借りたい、ということだと思います。
アジアでの優越感を持つ、それとかさなっている面もある。
オバマさんに対しては、自民党内に批判的なムキがあった。
北朝鮮に対して強硬姿勢をとれと。
軍事行動をやれとけしかけているところがある。
共産党の吉岡吉典参議院議員(故人)がアメリカの国会議員と話したとき、その米国議員は吉岡さんに「日本の(保守系)国会議員は(北朝鮮問題で)戦争を望んでいるのですか」と聞いたそうです。
沖縄の基地問題でも、米軍に対してどうか日本に居続けてください、というような態度を取っています。

・北朝鮮のことですが、そこの政治家とも話したことがりますが、
とにかく計算高い国です。
損得勘定をしっかりやっている。
アメリカは言って見れば、ギャング的な所がある。
腕力にまかせる。
しかし、悪者は悪者なりにしっかり計算している。

朝鮮半島は緊張しているが、(中東のような)、戦闘はおきていない。
朝鮮戦争(1951~53)以来、65年間戦争はありませんでした。
イズミ教授ですか「朝鮮半島は平和ですよ」-皮肉まじりですが、話していたのは。

チンピラとギャングの喧嘩です。
やれやれとけしかけるのではなく、両方とも武器を捨てろと云わなければなりません。

◎日本政府と北朝鮮に正式の国交はありませんが、日本政府の声明などは主に中国経由で北朝鮮へ届いています。
日本共産党の声明なども確実に先方へ届けています。
国連や国際機関を通じる場合もあります。
ファックスを使うこともあります。
(終わり)
ーーーーーーーーーーーー
★相馬けんいち さん(日本共産党都議会議員候補者)の挨拶
(メモ)
・安倍首相は、5月3日、憲法改定のメッセ―ジを出し、2020年までにやると期限まで区切りました。
都議会議員選挙を前にして、
これは、東京都民への挑戦です。
私は都議選に勝利して、都民と共に、憲法を守るとの意思をはっきり示します。
荒川区は定数2、現在、自公です。
対立軸ははっきりしている。
野党第1党の民進党はどこにいるのか。
(荒川に)いません。
安倍政権の暴走を止めるためにも、共産党への支持をお願いします。
公明党は小池都知事にすり寄っていますが、
豊洲移転問題で、小池さんの足を引っ張っています。
本音は、自民と同じ豊洲へ早く行け です。
ーーー
先日、自民党の区議何人かと話す機会がありました。
40歳代の自民区議からいわれました。
「私が政治家の名前で最初に覚えたのは 相馬けんいち です。
小学生のころですが、有名でした。」

区議会から都議会へ、全力をあげます。
(長い拍手)

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